別れは突然やってくるものだ。
全く予想だもしないうちに。
さようならとも言わず。
思い出を一つ残らず持って、
出て行ってしまった。
いとしの i-pod
僕のi-podは、音楽プレイヤーとしてだけではなく、
撮った写真を保存しておく、写真サーバーとして使っていた。
という事はなんだ、フィルムで撮った数少ない写真と、
コンパクトデジカメにのこった、ほんの少しの写真を除いて、
全てが無に帰ったというのだ。
特に屋久島ではいい写真が沢山取れたと思う。
天候にも恵まれ、雰囲気のある写真が多数取れた。
それも、全て消えた。
最後にi-podを使った記憶の場所を探してもらい、
自分の荷物を洗いざらいひっくり返してみたが、
無い。
まるで神隠しにあったようにないのだ。
さらば僕の写真たち。
旅を終えれば、旅で出会った人々に写真をプレゼントする代わりに、東京あたりで展示をしたいと思ってた。
以前、春に東京で写真展すると言っていたのに、
旅に出た為延期にしていた写真展をやりたいと思っていたが。
それも全て幻として消えてしまった。
これによって、一緒に消沈していくものがある。
それは、この先旅を続けていく気持ち。
今の時点では、僕のたびは終わった。
もう、北海道もいいや。
これは今、堕ちているだけだから思う事だと考える。
しばらくすれば、また北を目指して旅立っているだろう。
しかし、今の状況では、何もかもが終わっているのだ。
勿論これは、完全な僕の不注意だろう。
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